ルネサンス15-16世紀
15世紀~16世紀頃 ルネサンス絵画:ルネサンス期 | ||
ルネサンス(Renaissance)とはフランス語で、意味は「再生」または「復興」です。
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![]() ヴィーナスの誕生 |
サンドロ・ボッティチェリ Sandro Botticelli (1444~1510) |
フィレンツエ生まれのルネサンスを代表する画家で、名門メディチ家の後援を得て、ダンテの「神曲」の挿絵版画やシスティーナ礼拝堂の壁画を描きました。
彼はその後イタリアではほとんど忘れられていましたが、近年になって評価が高まり、現在では15世紀後半のイタリアを代表する大画家とされています。 代表的な絵画 >>ヴィーナスの誕生、プリマベーラ |
![]() メランコリア |
アルブレヒト・デューラー Albrecht Durer (1471-1528) |
ドイツ絵画史の中で最も賞讃された画家と言えます。ドイツ・ルネサンスの最高峰、後にイタリア・ルネサンスに多大な影響を受けたと言われています。 代表的な絵画 >>メランコリア、尾長猿を伴った聖母マリア |
![]() モナ・リザ |
レオナルド・ダ・ヴィンチ Leonardo da Vinci (1452-1519) |
レオナルド・ダ・ヴィンチは、黄金比1.618をはじめて実証した事でも有名です。絵画の他にも彫刻家・建築家・音楽家として超一流の腕をもち、築城・土木・造兵術・解剖学・生物学に通じた科学者としても多くの実績を残しました。
深い知識の中で生まれた斬新な手法や人間の体を解剖学的に知り尽くした完璧な構図による作品で、他のすべての芸術を圧倒しています。 代表的な絵画 >>モナ・リザ、最後の晩餐、若い女の頭部 |
![]() アダムの創造 |
ミケランジェロ・ブオナローティ Michelangelo Buonarroti (1475-1564) |
肉体を手段として人間の内面を表現した画家です。
システィーナ礼拝堂の天上画と祭壇壁画が代表作ですが、当初は自分は彫刻家であって画家ではないと断ったそうです。 代表的な絵画 >>アダムの創造、最後の審判 |
![]() 美しき女庭師の聖母 |
ラファエロ・サンツィオ Raffaello Sanzio (1483-1520) |
37年という短い生涯でありながら、繊細で美しい数々の聖母子像などを描いたラファエロは、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロと並ぶルネサンスの三大スターの一人です。
典型的なルネサンスの画家ともいわれ、19世紀までの長い間、西欧の絵画の美の基準と崇められていました。 代表的な絵画 >>美しき女庭師の聖母、アテネの学堂 |
![]() 受胎告知 |
エル・グレコ El Greco (1541-1614) |
エル・グレゴはギリシヤ人を意味します。
ヴェネツィア派に学び、ローマを経てスペインのトレドに渡りました。長く引き伸ばされた人物像は極度に様式化され、それが燃えるような神秘的空間に配されています。 代表的な絵画 >>受胎告知、羊飼いの礼拝 |
![]() パリスの審判 |
ピーテル・パウル・ルーベンス Peter Paul Rubens (1577-1640) |
若くしてイタリアのマントヴァで宮廷肖像画家となったルーベンスは、ミケランジェロに深い感銘を受け、人物の「肉感」「重量感」の表現に心を砕きます。
動きの多い劇的な構図、人物の激しい身振り、華麗な色彩、女神像などにみられる豊満な裸体表現など革新的な表現が特徴です。 代表的な絵画 >>パリスの審判 |
![]() ジプシーの女 |
フランス・ハルス Frans Hals(1582-1666) |
レンブラント、フェルメールとならぶオランダ17世紀の巨匠フランス・ハルス。
簡略でありながら、モデルの人間性までを深くとらえた表現で、ゴッホやマネなど後世の画家たちに大きな影響を与えます。 代表的な絵画 >>ジプシーの女 |
年代別絵画作家
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